更年期は女性の体にさまざまな変化をもたらします。
ホルモンバランスの乱れにより、冷え、のぼせ、疲れやすさ、イライラ、むくみなどの症状が現れることも。
こうした不調を和らげるために、薬膳の考え方を取り入れた食事が役立ちます。
今回は、更年期の体を整えるおすすめの薬膳食材5つをご紹介します。
毎日の食事に取り入れて、無理なく体質改善をしていきましょう!
1. 黒豆(くろまめ)
【効果】腎を補い、老化予防・ホルモンバランスを整える
薬膳では「腎」は生命エネルギーの源とされ、更年期の症状はこの「腎」の衰えと深く関係しています。
黒豆は腎を補い、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
また、イソフラボンを豊富に含み、エストロゲン様作用も期待できます。
【取り入れ方】
2. クコの実(ゴジベリー)
【効果】目の疲れ・血の巡りを良くし、美容にも◎
クコの実は「補血作用」があり、貧血や冷え、目の疲れを改善するのに適した食材です。
更年期には血流が悪くなりがちなので、クコの実を摂ることで血行を促し、美肌効果も期待できます。
【取り入れ方】
3. ナツメ(大棗・たいそう)
【効果】気血を補い、心を安定させる
ナツメは「気」と「血」を補う食材で、疲れやすい、気持ちが落ち込みやすい、更年期特有の不安定な心の状態をサポートしてくれます。
また、胃腸の働きを整える作用もあり、栄養の吸収を助けてくれます。
【取り入れ方】
4. かぼちゃの種(南瓜子・なんかし)
【効果】ホルモンバランスを整え、骨の健康を守る
かぼちゃの種には亜鉛やマグネシウムが豊富に含まれ、更年期のホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
骨の健康を守るカルシウムの吸収を助けるため、骨粗しょう症予防にもおすすめです。
【取り入れ方】
5. 山芋(やまいも)
【効果】気力を補い、胃腸を整える
山芋は消化吸収を助け、「気」を補う作用があります。
更年期には胃腸の働きが弱くなりやすいため、山芋を食べることで栄養をしっかりと吸収し、元気な体を作ることができます。
【取り入れ方】
更年期の体調管理には、日々の食事がとても大切です。黒豆、クコの実、ナツメ、かぼちゃの種、山芋といった薬膳食材を意識して取り入れることで、不調を和らげ、健やかな毎日を過ごす手助けとなります。無理なく取り入れられる方法を試しながら、自分に合った食材を見つけてくださいね!