朝晩の冷え込みと、日中の暖かさとで体調が崩れやすいですよね・・・。
昨日、まさに春の不調を感じている方にお会いしました。
症状は「ふらつき」と「吐き気」。
春は新しい始まりの季節ですが、同時に身体と心に影響を与える時期でもありますね。
春の不調、その原因は?
春は東洋医学の「木」の季節です。
「木」は成長や拡散のエネルギーを持ち、自然界でも草木が芽吹き、エネルギーが上へと伸びていく時期です。
しかし、私たちの体内でも同じように「気」が活発に動こうとするため、気のめぐりが乱れることがあります。
特に「ふらつき」や「吐き気」は、気がうまく巡らず、過剰に上がりすぎてしまった時に起こりやすい症状です。
これらが重なると、気の滞りが生じ、ふらつきや吐き気につながります。
そんな時の対処法は?
特に首や肩をほぐす動きがおすすめです。
「気」は首を通って頭に上がるので、ここをリラックスさせることで、気の流れをスムーズにします。
気の巡りを良くするハーブティーや、香りの良いお茶(例えば、ジャスミンや陳皮入りのお茶)をゆっくり飲むのも良いです。
香りは交感神経の緊張を緩め、内側から温めてくれます。
気を巡らせるためには、以下の食材を取り入れるのがおすすめです。
●柑橘類(みかん、レモン、柚子など):爽やかな香りが気分をリフレッシュさせ、胃腸の働きをサポートします。
●青菜類(ほうれん草、小松菜、クレソン):春に旬を迎える青菜は、気の流れを促進してくれます。
●豆類(枝豆、黒豆、大豆):気を補い、エネルギーを安定させてくれます。
そして何より、「無理をしない」ことが大切です。
ふらつきや吐き気を感じたら、まずは一旦休みましょう。「休憩」は身体が必要としているサインです。
春は心と体を見直すチャンス!
春は気持ちも新たに、いろいろなことを始めたくなりますが、無理は禁物です。
自然のエネルギーに合わせて、ゆったりとした気持ちで過ごしましょう。
気のめぐりを整えることで、春の不調も和らげることができます。
日々の生活の中で、少しずつ自分を大切にする時間を取り入れてみてくださいね。