春になると、歓送迎会やお花見、外出の機会が増えて、「つい食べすぎてしまう」「いつもよりお酒が増える」そんな季節でもありますよね。
でも実は、その春の暴飲暴食が花粉症を悪化させているかもしれません。
漢方の視点から“春の食べ方”と“花粉症の関係”をひも解きながら、日々の食習慣をチェックしていきましょう!
🌿 なぜ「食べすぎ」「飲みすぎ」が花粉症を悪化させるの?
漢方では、食べすぎ・飲みすぎによって体に「湿(しつ)」と「熱(ねつ)」がたまりやすくなると考えられています。
この「湿熱(しつねつ)」が蓄積すると…
などの症状が出やすくなり、花粉に対して体が過剰反応する状態に陥りやすいのです。
特に春は、「肝(かん)」の働きが活発になる季節。
肝は気の流れや感情、自律神経にも関わるため、ストレスや食の乱れによって肝のエネルギーが滞ると、花粉症の症状がより強く表れることがあります。
✅ 春の食べ方セルフチェック
以下の項目に思い当たることはありませんか?
1つでも当てはまったら、体に“湿熱”がたまっているサインかもしれません!
湿熱の症状は
他にも
このような症状も出てきます。
ご自身があてはまるかチェックしてみてくださいね!
花粉症をやわらげる春の食べ方
🌸温かく、消化にやさしい食事を心がける
→ 春は体の代謝が高まる季節。冷たいものを控えて、温かいスープや蒸し野菜、煮物がおすすめ。
🌿 苦味や香りのある食材を取り入れる
→ 春野菜(ふきのとう、菜の花、三つ葉など)には肝の働きを助け、気の巡りを良くする作用があります。
🥣 発酵食品で腸内環境を整える
→ 味噌汁、納豆、ぬか漬けなどで腸を元気にして、アレルギー反応を抑えましょう。
🍵 養生茶で内側からリセット
→ シソ茶や甜茶、菊花茶など、体質に合ったお茶を取り入れて、余分な“湿”や“熱”をやさしくケア。
花粉症ケアは「春の食べ方」から始まる!
花粉症対策というと、どうしても“外側”からの対策(マスク、薬など)ばかりになりがちですが、
実は毎日の「食べ方」「食材の選び方」が、体の内側から体質を整える第一歩になります。