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朝起きたら鼻水ダラダラ…東洋医学で考える原因とケア法

2025/02/22
朝起きたら鼻水ダラダラ…東洋医学で考える原因とケア法

朝起きると大量の鼻水が出る!

これは単なる風邪やアレルギーの問題だけではなく、東洋医学の観点からもさまざまな原因が考えられます。
体質や気血水のバランス、五行の影響を考慮すると、根本的な改善策が見えてきます。



朝に鼻水が出る主な要因

  1. 体内の「水」の滞り(痰湿)
    東洋医学では、体内の「水(津液)」の巡りが悪くなると、余分な水分が「痰湿」となり、鼻水として排出されると考えます。
    特に、
    ✅胃腸の働きが低下している
    ✅代謝が悪く、むくみやすい
    ✅冷えがあり、水分をうまく排出できない
    といった体質の方は、朝に鼻水が出やすい傾向があります。
  2. 肺の冷え(寒邪)
    肺は東洋医学で「鼻」と密接な関係があり、肺が冷えると鼻水が出やすくなります。
    特に、
    ✅寝ている間に体が冷えている
    ✅冷たい飲食が多い
    ✅エアコンや扇風機の風を直接受けている
    といった生活習慣が影響している可能性があります。
  3. アレルギー体質と「腎」の関係
    アレルギー性鼻炎を持っている方は、「腎」の働きが弱い場合が多いです。
    「腎」は体内の水分代謝や免疫機能とも関連し、
    ✅慢性的な冷え性
    ✅疲れやすく、朝起きるのがつらい
    ✅下半身がむくみやすい
    といった症状がある方は、腎を補うケアが必要になります。
  4. 肝」の影響による自律神経の乱れ
    東洋医学では「肝」は自律神経と関係が深く、ストレスや睡眠の質が低下すると、朝の鼻水として影響が出ることがあります。
    特に、
    ✅睡眠が浅い、夢をよく見る
    ✅イライラしやすい
    ✅目の疲れがひどい
    といった症状がある方は、「肝」のケアが有効です。


東洋医学的な対策

1. 胃腸の働きを整え、余分な水分を排出する


  •  温かいスープや生姜湯を朝食に取り入れる
  •  消化に負担の少ない食事(発酵食品、根菜類)を意識する
  •  夜の遅い時間の水分摂取を控える


 2. 肺を温めて、寒邪を防ぐ


  •  寝る前に温かい飲み物を飲む
  •  首元や胸元を冷やさないように寝具を調整する
  •  朝起きたら白湯を飲み、体を温める


 3. 腎を補い、アレルギー体質を改善する


  •  黒ゴマやくるみ、黒豆など「腎」を強める食材を摂る
  •  足湯をして腎の冷えを防ぐ
  •  ツボ刺激(湧泉、太谿)で腎のエネルギーを補う


 4. ストレスを減らし、自律神経を整える


  •  夜はスマホやPCの使用を控え、リラックスする時間を持つ
  •  軽いストレッチや深呼吸を習慣化する
  •  漢方ブレンド茶(陳皮、玫瑰花、ジャスミン茶など)を活用する


朝の鼻水は単なるアレルギー反応や環境要因だけではなく、東洋医学的な観点で見ると、体のバランスが崩れているサインと考えられます。胃腸の機能を整え、肺や腎のケアをし、自律神経を安定させることで、症状の改善が期待できます。
毎日の生活習慣を見直し、自分に合ったケアを取り入れてみましょう。